本日飛び込んできたホットなニュ―スです。小学校低学年のお子様を対象にした新しいアライナー装置による治療法のご紹介。
この度アライン・テクノロジー社は、成長過程にある患者様に向けた矯正治療の新たな選択として「インビザライン・ファーストーコンプリヘンシブ パッケージ」(以下、インビザライン・ファースト)という新治療オプションを3月21日にリリースいたします。
この新治療オプション導入により、1期治療の患者様におけるインビザライン治療の適応範囲が広がります。
〇適用条件は、
インビザライン・ファーストの適用条件は以下の通りです。
①第一大臼歯を有し、切歯(乳歯もしくは永久歯)の少なくとも2歯が2/3以上萌出していること
②少なくとも3/4顎 に乳歯(C、D、E)または未萌出の永久歯(3、4、5)を2歯以上有していること
これまで、アライナーは、主として永久歯列を対象としてきましたが、これからは永久歯と乳歯が混ざった時期(混合歯列期)から、将来の永久歯列期の完成を目指して、積極的に顎の移動や歯の配列を行っていこうとする治療計画です。
◎当クリニックでは、従来からこのような混合歯列期にある患者様に対しては、2段階治療を推奨し行っています。つまり、第一期としては、混合歯列から将来の永久歯列完成まで、歯列を拡大したり、機能的顎矯正装置などの取り外し式装置を使って永久歯の萌出誘導を行います(これで、終了の割合もかなり高いです)。続く、第二期は、完全な永久歯列期の治療で、第一期での治療の補完を行って歯並びと咬み合わせの最終仕上げをする、というものです。例えば、ワイヤーの矯正装置など。
しかし、第一期の治療が上手くいきますと、第二期の治療は不要になるか、あるいはもっと短期間、部分的矯正治療で終了するというメリットがあります。
今回のインビザライン・ファーストは、最初の段階からゴールを目指して歯の移動や顎の調和を図ろうとするものです。
それぞれ、治療の目標や特徴がございますので、ご不明な点等ありましたらご相談ください。