懐かしい名前が予約リストにありました。
音信不通でしたが、一体どうして?
下の歯の裏側に固定していたワイヤー(保定装置)が外れていました。
しかし、驚くことに、後戻り変化はほとんどなく、綺麗で安定しています。
上顎は?と聞きますと、もう嵌めていませんとの答え。
この方は、韓国の女性で、顎変形症で日本の口腔外科で外科矯正を行いました。
当時学生さんでしたが、卒業後、社会人となり関西方面に就職されました。
それ以来のことです。
固定式装置(保定装置)の場合で心配になるのは、清掃が上手くできず、歯石付着や歯肉炎、さらには虫歯を作る危険性です。しかし、こ゚の方は、綺麗なものでした。
通常、保定装置は2~3年とされていますが、私は、できるだけ長く、可能であれば一生とも考えています。可撤式装置の場合では、装置を装着する時間は段階的に減らしていきますが、それでもゼロにはしたくありません。
まあ、この時期、卒業やら就職やらで、一段落の感じとなるのでしょうか、二日前は、4年ぶりに姉妹の患者さんが来てくれました。この方々は、ご要望により保定装置を撤去することになりました。
春休みは、忙しいですね。