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逆生埋伏過剰歯

インビザライン・アライナーで上顎の前歯を動かす症例です。

レントゲンCT像から、中切歯の口蓋側(歯の裏側)に近接して、逆生埋伏過剰歯があります(写真)。

歯の移動は、僅かに0.3 mm程度ですが、CT画像からは、移動する歯の根に近接していることが分かります。

歯を過剰歯の方向に移動する計画ですので、安全のために抜去を考えています。

しかし、埋伏歯ですから、歯茎を切開し、さらに骨も開窓しての抜去となりますので、ちょっとした小手術です。

口腔外科によっては、一泊二日の日程も。患者さんも私も抜きたくないのですが、万が一、移動する歯の根が接触する過剰歯の歯冠で吸収を起こしてしまう可能性は捨てきれません。困りました。