先週、関東に上陸した台風19号の影響は、如何でしょうか?
私の住む品川では、それほどではなかったとの感想です。自民党二階氏の「まずまずの、・・・・」の表現も分かります。
しかし、昨日、仕事に行く途中、車窓から多摩川緑地を見ましたが、未だかなりの水が溜まっていて野球場やテニスコートは水没状態でしたし、反対側の武蔵小杉のタワーマンションは、停電でエレベーターもトイレも使えないと、その惨状が連日報道されています。東京より北側の栃木、長野も川の氾濫で相当なダメージを受けています。
さて、話が変わりますが、次の損得計算は如何でしょうか?
株の売却益の話です。
A氏が、B社の株を1株700円で1000株買いました。そして、数カ月保有後、上昇してきたので800円で売却しました。その後も、B社の株は上がり続け、Aさんは、「儲けをもう一度」と、900円で再購入しました。そして、前回同様に上がってきたので、今度は1000円で売り抜けました。さて、この売買でA氏はいくら、儲かったのでしょうか?
ある面接での試験だそうです。
通常なら、
1回目の売買で、(800-700)x1000=100,000円益を出しました。
2回目では、 (1000-900)x1000=100,000円、となりますので、 2回分を合わせると200,000円の儲け①と考えます。
しかし、面接官は、このような回答を期待していないと言います。
なぜなら、
700円で購入して、1000円で売却したら、300,000円の益②が出ている計算になります。したがって、②ー①=-100,000円となって、“損を
している”ことになります。このような思考の回答者は高く評価されるのだとも。
しかし、おかしいですね。手元のお金は、20万円増えています。
逆に、B氏は、1000円で買ったものが下がったので900円で売りました。さらに下がったので、ここで挽回と思って800円で購入したところ、再び下落して、ついに700円で売却してしまいました。この場合の損得計算はどうなりますか?
仮に最後まで持っていたら、(1000-700)x1000=300,000円の損③ですね。でも、2度にわたって売買したので、マイナスは合わせて200,000円④でした。
そこで、前半と同じように、④-③=-100,000円となります。でも、手元には、確実に、200,000円少なくなっています。これを100,000円の儲けと考えられるでしょうか?
この理論は、問題があるように思えます。