先週の患者さんのお話し。
お兄ちゃんは8歳の時、前歯の受け口で受診されました。そして、診断の結果、マウスピースで改善することにしました。すると予想通り3カ月で完治し、後は、永久歯の交換を観ていくことにしました。
1年ほど経過を観ながら3カ月ごとの定期観察としていましたが、お母さんから『7歳の弟も同じようなので、一度診ていただけませんか?』と相談がありました。
拝見すると、一本だけ反対になっていました。そこで、私は、『直ぐに治療はできますが、効率を考えて、上の前歯が4本生えそろったら、もう一度拝見しましょう。』と答えました。するとお母さんから予想外の質問が、、、、
『では、先生、それまでの期間、お兄ちゃんが使っている装置を弟に試してよいですか?』と。私は、驚きましたが、了承したのです。
そして、それから3カ月後、弟君はお兄ちゃんと一緒に来ました。
お兄ちゃんは、かなり永久歯の交換が進んでいました。順調、goodです。
弟君はと言うと、”すっかり治っていました!”
弟君の検査や診断はしていないのに、お母さんは経費は浮かすは、治療はするはで、名医となりました(笑