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矯正治療に誇りと自信を

目立たない、取り外し可能な”アライナー型矯正装置”でも、違和感はあります。

装置の厚みは僅か0.8mm程度ですが、上下に装着すると、歯の面、特に、切縁や咬合面を覆いますので、若干、噛み合わせが高くなります。素材は、いわゆるプラスティックですから、天然の歯と比較しますと、口唇の滑りや感覚は異なります。

しかし、速い遅いがあるかもしれませんが、次第に新しい環境に対応して慣れていきます。この違和感は、心配ありません。

一方、日本の文化は”恥の文化”と言われることがあります。今の若者では、殆どいないでしょうが、以前の上品な奥様方は、喉の奥まで見えるような大笑いなどせず、しかも、口元も少し手で隠すというような仕草をされていました。

矯正治療を受けている患者様は、人目を気にされる方が多いです。しかし、周りでは自分が思うほど気にしていないものです。

欧米の若い患者の多くは、装置を隠すような行動はなく、むしろ、他人と違う、目立つようなカラーなどを取り入れ、楽しんでいるようにも見えます。

矯正治療は、高額の費用がかかる、治療期間が必要、装置がある、などのマイナスの点がありますが、そこに思いを寄せるのではなく、むしろ、時間やお金をかけて歯並びを治そうとする高い意識を誇り、自慢にしてもよいのではないでしょうか?

人前に出る仕事だから、、、、

何をそんなマイナスな発想を!? 誰にでもできることではないし、自ら臆せず公表し、矯正ネタで相手との親近感を深めることもできるのではないでしょうか? 逆転の発想です。 悪いことをしていないのに、隠すのはおかしいのではないでしょうか?