先週は土日にかけて、外務日でした。
月一回の宿泊場所は、浜松の中心から外れた某所。古びたビジネスホテル。
私は、普段通り、七時に和朝食を終え、バスを待つ間の30分をロビーで寛いでいました。すると、私の横にある団体客が集合してきて、これからチャーターバスに乗り込む前の様子を見せていました。ところが遅刻者がいて、後から来て監督さんにしっかり叱られていました。この団体客は、ある中学校のバスケ部。
彼らがいなくなると、ホテルの支配人が私に呼び掛けてきました。「彼らの半分程度が、生卵を割れないんですよ。」と。
もちろん、卵には問題ないし、彼らの力がないわけではありません。卵を恐る恐る割っている様子を支配人さんが教えてくれました。
我々が子供のころや、旅館の和食には定番で生卵がついていました。殆どの人は、卵を割って白いご飯にかけて食べますね。都会のホテルでは、ビュッフェスタイルでも生卵を置いてるところはあります。
しかし、この中学生のご家庭では、朝食に生卵が出ていないのでしょう。恐らく、卵が出てくるとしても、目玉焼きとか、スクランブルエッグやゆで卵などか。
きっと家庭の献立になくなってしまったのでしょう。お父さんも生卵は食べていないのでしょう。
時代は変わりますね。この子たちが親になるころは、生卵が食卓に出ることはないような気がします。欧米の方も生卵を食べません。食も変わっていきます。