一昨日のニュースに、ダウン症の染色体を除去できる新技術が発表!とありました。
私たちの染色体は、通常、46本ですが、ダウン症の方の場合は21番目の染色体が一本多い47本となっています。今回、三重大学の研究チームが、ダウン症の方の皮膚から作成したIPS細胞を使って、この余分な染色体を取り除く実験に成功したのです。その成功率は、最大で37.5%とといいますから、決して低い値ではありませんし、将来への可能性も広がります。
研究チームは、将来的に赤ちゃんがお腹の中にいる時期(胎児期)に治療することで、生まれた後の様々な症状などを軽減できる可能性があると考えています。
【歯並びの特徴】
国内のみならず、世界的に見ても特徴のある顔貌は共通しています。
歯科にスポットを当ててみますと、
①受け口
②歯の形成異常(歯の融合、形や歯数の不足など)、萌出遅延(生えてくる時期が遅い)
③歯根が短い
④低位舌、舌突出癖
⑤口呼吸、口唇乾燥
⑥歯周病罹患率が高い
⑦咀嚼嚥下機能不全
等が挙げられますが、人によってその程度がことなります。
私は、これまで、大学病院や開業にて矯正歯科治療に50年間、口蓋裂患者の方や顎変形症の方など特殊な治療にも従事してきましたが、ダウン症の方につきましてはまだどなたの治療も経験したことがありません。
障害のある方は、歯科疾患の罹患・進行やこれらに起因する口腔機能の低下により、本来抱えている障害とは別の二次障害が誘因となってQOLを損なう可能性があります。
予防的観点から、早期より地域のかかりつけ歯科医を決められて、ケアをされるのが望ましいと思います(ガイドライン)
なお、矯正歯科治療につきましては、厚生労働大臣の決めるところにより保険が適用されています。