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宅配大手企業によるマウスピースお家の製作・配送について

ご存知の方も多いかと思いますが、宅配会社のヤ○○運輸が、5月初旬に、30万円程度の価格でマウスピースを制作し、患者のもとへ届けると言うシステムについてあるメディアから発表されました。私は、6月頃、当クリニックの患者さんから聞きました。

これについて、日本矯正歯科学会の見解は以下の通りです。

☆2022年 6 月 1 日
『宅配大手企業が歯科矯正用マウスピース装置を製造し、患者に直接配送するサービスを開始した』の報道に対する見解
公益社団法人日本矯正歯科学会

今般、テレビやインターネット等を介して、各報道機関より『宅配大手企業が歯科矯正用マウスピース装置を製造し、患者に直接配送するサービスを開始した』とのニュースが配信されました。
本報道内容に関して、公益社団法人日本矯正歯科学会は、歯の位置や咬合を持続的に変化させるマウスピース装置(アライナー型矯正装置)を歯科医師による対面診療を基盤とせず患者に配送するサービスについて重大な懸念を抱いております。
本学会としましては、厚生労働省、経済産業省、公益社団法人日本歯科医師会等とも協議しながら、矯正歯科領域の我が国を代表する学術団体として調査・対応等を図っていきたいと考えております。
本学会は今後も適切に情報のご提供をさせて頂きたく考えておりますので、国民の皆様方におかれましては、引き続き安全・安心な矯正歯科治療の普及に向けて、ご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

以上です。

私は2カ月余りこの進捗状況を見守っていましたが、今現在は両者がどのようになっているかは不明です。要は、治療計画は、だれがどのように立てるのか、治療の進行はだれがどのように管理するのか、など不明です。価格だけにつられては危険だと思います。