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最近のアライナー治療

このところ、アライナー治療についての相談が増えています。

『うまく治っているのでしょうか?』や、インビザラインとは異なる他社の簡易型のアライナーで不安だ、とかのご相談を受けます。

珍しいところで、こんなケースがありました。

日本で働いている中国の患者さん。もともとは中国でインビザライン・アライナーで治療を受けていたところ、コロナの影響で本国に帰国できず、昨年末で最後になったアライナーを8カ月使っていました。向こうの医師から、新しいアライナーを製作するので、どこかの医院で歯のスキャンをしてもらってと言われたそうです。

しかし、患者さんのお住まいの近くの歯科医院を数件あたるも、どこもスキャナー(インビザライン用)設備がなく、当クリニックへの問い合わせでは『シリコン印象は採れますか?』と言うものでした。

私が、『シリコン印象ではなく、scanの方が印象採得の手間やその郵送の手間・費用などが省けるので、scanではどうですか?』そして、『scan dataなら相手側に瞬時で送れますよ』と説明し、向こうの医師に相談するようアドバイスしました。そして、そのようになり、向こうの医師からメールを頂きました。

すると、担当医はstomatologist、つまり口中医の方でした。日本ではこのような診療科目はありません。歯科医師とは異なるお医者さんですね。

今や、インビザライン・アライナーの利用者は800万人を超えています。アラインテクノロジー社の株価も上昇しています。世の中が、矯正治療が変わりますね。