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昨日は、アライナー治療の勉強会に

先週の3連休は如何でしたか? 猛暑ですね(笑 しかし、大雨に被災された地域の方や、その後片付けのボランティアの方、関係者の方は大変です。

私は、土曜、日曜と静岡、浜松に仕事で南下、そして祭日の月曜日は、さらに大阪まで下がり、『アライナー矯正の流儀』セミナーのアドバンスコースを一日受講してきました(ハートミラー・インビザドクター事業部主催)。

大阪会場のため参加者の先生方に知り合いはいないだろうと思っていたら、東京からの先生が1名いらっしゃいました。このG先生は、京都の祇園祭観光の流れだそうです。

有意義な勉強会でした。

しかし、日本矯正歯科学会(公団社法人)により、アライナー型矯正装置による治療指針が出されていますが、文中に使われている名称が沢山あるのでややこしい。

たとえば、カスタムメイドのアライナー型矯正装置(以下、アライナー)、マウスピース型矯正装置、海外カスタムメイド矯正装置、国内で製作されるカスタムメイド矯正装置、など。

さらに、アライナー型矯正装置には、世界的にインビザライン社のもの以外に様々なものがあり一括りにできませんが、特にインビザライン・アライナーに限っても、その使用者は世界的規模で500万人を超え、症例報告論文など多数あるにもかかわらず、当該装置が恰も科学的根拠のない装置の様な表現があって同指針を素直に読む人に誤った知識を植え付ける恐れがないとは言えず、本装置に対する現状認識や将来性・展望も適切でないと思います。一方で、、それこそこれらアライナー型矯正装置を使用した治療には矯正歯科学的な知識が必須であります。矯正歯科学的知識が乏しく、装置の治療歴も少なくて、装置の製作・調整などが外注にて不要のため、安易にどのような不正咬合にも適応できると考え適用し、その結果、うまくいかないトラブルが発生しているのも事実です。困るのは被害者となる患者さんだけではありません。正しい治療をして良好な結果を出しているドクターも大変迷惑です。装置を開発している技術者、メーカーも同じでしょう。

まあ、一般歯科であっても矯正歯科という科名標榜できるのも同じことかもしれませんが、ワイヤー矯正装置(マルチブラケット装置)に比べると治療への敷居が低いのかもしれません。

現状では、材料やメカニクスの開発発展(関連する周辺装置なども含む)によって、ワイヤー矯正装置で治せる不正咬合をほぼカバー出来るところまできていますし、アライナーの方が得意な不正咬合もあったりします。診断が大事です。