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抜いた歯を銀行に

矯正診断で患者さんに、治療の都合から親知らずを抜くお話をしました。

すると、患者さんから、抜いた歯を保存しておいて、将来のために備えたい、と言われました。そこで、“歯の銀行(ティースバンク)”がありますとお伝えしました。

矯正では、小臼歯や親知らずを抜いて治療することが少なくありません。

このような抜歯された歯を、将来のために凍結保存しておくことはよいアイデアだと思いますが、いくつかの条件があり、費用や設備が必要です。

一度、抜かれて時間が経過したものはダメです。また、歯に大きな虫歯があったり、抜くときに歯の分割などが行われたものは使えません。また、他人には移植はできず、ご自身の感染症検査に問題がある方もできません。

費用は、自費になるため、施設によって一定ではありませんが、初回費用で3万円くらいです。後は、毎年の更新費用がかかります。